被災地のこと。11月の週中はほとんどフィールドに出ていた。
私はバタグラム州というパキスタン北西のところで活動している。中国につながる道が通っています。さすがトレッキングで有名なパキスタン、本当に山々が美しい。遠くに雪を頂く山々が見える。すでに、州全体が標高
1500-3000m600m-1500mくらい(メートルとフィート間違えた)に位置する。
人々は山肌に段畑を作って暮らしている(右端に少し見えます)。多分、古の昔に人々が作り上げたものだと思うのだけれど、遠くから見るとまるで山に等高線が入っているような感じがする。
物資配布のアセスメントチームと一緒に、11月のある日、3時間車に乗り、2時間位山を登った。運動不足を一気に解消。どの援助機関のチームも、被災者に届くために3時間も4時間も徒歩で歩いている。地元の人は驚くくらいスタスタのぼりスタスタ降りる。
こんな美しい景色の中、ひどく被災した地域は、軒並み家が崩れている。文字通りペシャンという感じ。全壊を免れた地域でも、家にはひびが入り、被災者は余震の中、さらに崩れることを恐れて外で寝起きしている。土砂崩れ、落石、壊れた家々。多くの地震を経験している日本人の私だけど、あらためて、地面が揺れるということがどういうことなのかを感じた。
この写真が、仕事のものと混ざらないものがないので、今度撮ってきてのせます!!とりあえずここまで。